かりゆしウエア、6年ぶり減産へ 15年見通し、在庫多く


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 かりゆしウエアの年間生産枚数が6年ぶりに減少する見込みとなった。県衣類縫製品工業組合によると、ことし1~11月の生産量の実績は39万5558枚だった。12月を含めた15年の生産枚数は約43万枚となる見込みで、過去最高を記録した14年の49万3035枚と比べ大幅減となりそうだ。

 同組合の大坪愼治理事長は「13年に40万枚を達成し、14年は作りすぎた部分がある。今は調整に入ってる時期だ」と分析した。かりゆしウエアの生産枚数はクールビズの普及などにより、2009年以降は右肩上がりで推移し、13年には43万1514枚と初めて40万枚を突破、14年は49万3035枚と過去最高を記録した。
 組合によると、生産量と実際に出荷した取扱量とのミスマッチから、ことしは在庫になるケースが多かったという。15年の出荷枚数(見込み含む)は、県外は7万1500枚、県内は31万5千枚とみている。
 同組合の伊良波勲事務局長は「市場が成熟すればするほど多品種少量になってくる。デザインが同じものだと、選ばれたものしか売れなくなる。今後はデザインや規格などに力を入れて、きっちりと販路を拡大していく必要がある」と述べた。