半券提示で割引 那覇市11施設が参加 観光協会がキャンペーン


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 那覇市観光協会は25日、県庁記者クラブで会見し、市内観光施設の相互特典キャンペーン「那覇『得』観光」を1月4日から期間限定で始めると発表した。キャンペーン参加の11施設間で、他施設の入場チケット半券と引き換えに観覧料金の割引やグッズを進呈する特典を用意する。

 那覇観光が首里城や国際通りに集中する中で、施設間で相互送客する新たな仕組みを模索し、関係する史跡名所や文化施設に客足を広げることを狙う。
 利用の一例として、識名園の見学後にチケット半券を持って那覇市歴史博物館を訪れれば、団体割引料金で観覧できる。IC乗車券「OKICA(オキカ)」の提示でも特典が受けられる。
 参加機関は、首里城公園、県立博物館・美術館、玉陵、識名園、那覇市歴史博物館、那覇市立壺屋焼物博物館、那覇市伝統工芸館、那覇市ぶんかテンブス館、国立劇場おきなわ、ゆいレール、那覇まちまーい。3月31日までの実証実験として実施する。
 市観光協の千住直広マネジャーは1万人の利用を目標に掲げ、「各施設が連携した相互送客の取り組みで、那覇観光の回遊性を高める。ゆいレールのフリー乗車券とセットになった、施設の共通入場券も開発したい」と述べた。