座間味観光が好調 入域客10万人に


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南城市の城間結日ちゃん(右)とお母さんのちあきさん、友人の山川寿乃さん(左)=23日、座間味港

 【座間味】観光客増加を背景に、座間味村へのことしの入域客数が10万人を突破した。座間味村営船の23日の高速船1便目の船客で、南城市の城間結日ちゃん(3)、母親のちあきさん(37)、友人の山川寿乃さんが乗り込んで来た時に「ことし10万人目の乗船客です」と船員らが声を掛けた。

 3人の中からお母さんに抱っこされていた結日ちゃんが10万人目に決定した。記念の乗船セレモニーが、座間味港で行われた。島の関係者が集まる中、記念品が贈られて「おめでとう」と声が掛けられた。山川さんの亡くなったお父さんが座間味村出身ということも分かった。
 座間味村の入域客は年間平均約8万人で推移していたが、一昨年に3月5日を「珊瑚(さんご)の日」と定めたころから、観光客が増加してきた。昨年の珊瑚の日には国立公園にも指定され、外国人客も増えて10万人の大台に達した。(宮里芳和通信員)