正月三が日闘牛大会の最後を飾る新春南部大闘牛大会(南部闘牛組合主催、琉球新報社共催)が3日、うるま市石川多目的ドームで行われた。沖縄軽量級ナンバー2対徳之島代表の新鋭負けなし牛の対決として注目を集めたシーの一番は、一進一退の攻防の末、大城木工が王世ジャパンを腹取り攻撃で下した。
横綱戦にふさわしい展開となった。序盤から王世ジャパンが鋭くとがった角を巧みに使っての割り技で、大城木工の顔面に強烈な割り技を連発。一瞬、大城木工が嫌がる場面も見られた。
しかし、経験豊富な大城木工は戦法を変えて、王世ジャパンに対し掛け技で応戦し、王世ジャパンの割り技を封じた。その結果、急速に王世ジャパンの戦力が落ち込み、最後は大城木工が強烈な腹取り速攻を決めた。
シーの二番は、元全島一牛の東山優武勝が25分に及ぶ激戦の末、あみひろを下して復活ぶりをアピールした。
優勝=大城木工
敢闘賞=風神王冠
殊勲賞=武装戦線白星
技能賞=逞真央