年末に本土の大学に通っている三男が帰って来た。海好きの彼は帰って来るなり釣りに行きたいと要求してきたので、大みそかの12月31日に釣りに出掛けた。
釣り船は金武町浜田漁港のこなみ丸。正月の食卓を飾るタイ科のフカヤーマジクがメーンターゲットだ。午前7時30分出船、1時間ほどで水深250メートル前後のポイントに到着した。
シーアンカーを使用して、ゆっくりと船を流しながら釣り開始。慣れない電動リールや胴突き仕掛けに手間取っていたが、要領を覚えるとフカヤーマジクがコンスタントに釣れ始めた。
初心者なので胴突き仕掛けの3本針、餌は一晩塩漬けにしたサンマの切り身。海底をトントンとたたくようにして流しているとコツコツとアタリがあり、フカヤーマジクがヒットした。
お昼すぎまでには12匹釣れたので、今度は浅場でナンバーを狙って5カ所ほどを攻め2匹のナンバーを釣り上げ、午後3時に早上がり。
翌日、正月を祝う親戚の集まりには息子が釣ったタイが自慢げに並べられた。
こなみ丸(電話)090(8838)5612(宮城船長)
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)