月桃の甘い香り漂う 豊見城・保育園 一足早いムーチー作り


この記事を書いた人 金城 美智子
健康を願い、月桃の葉にムーチーを包む園児たち=7日、豊見城市の大地保育園

 【豊見城】豊見城市の大地保育園(嘉数成勇園長)で7日、月桃の葉に餅を包んで作るムーチー作りが行われた。3歳から5歳までの園児らが参加し、園で育てた月桃(サンニン)の葉に、紅芋の入った紫色の餅を包み込んだ。職員や保護者も一緒に作業し、27キロ分の餅で約千個のムーチーをシンメーナービ(大鍋)で蒸し上げた。園児たちは、月桃の甘い香りが漂うムーチーをおいしそうに頬張っていた。

 ムーチーは旧暦12月8日に行われる沖縄の伝統行事で、ことしは17日がムーチーの日になっている。
 比嘉規琥(きとら)君(5)は「餅をうまく葉っぱに包めた」、喜瀬優花さん(5)は「餅をこねるのが楽しかった」と笑顔で話した。
【琉球新報電子版】