85歳 双子でトゥシビー 子や孫らも4組 ともに祝福


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【本部】申(さる)年生まれの本部町並里の新里勇さん(83)と、同町山里の玉城光子さん(83)の双子の兄妹がそろってめでたく、85歳の賀寿・トゥシビーを迎えた。新里家と玉城家には、勇さんと光子さんも含めて双子が5組もいる。元日には例年通り、他の4組の双子をはじめ子や孫、ひ孫ら20人が新里家に集まり、長寿を祝福し、一年のお互いの健康と幸福を願った。

子や孫らに囲まれて写真に納まる新里勇さんと玉城光子さん兄妹=1日、本部町並里

 2人は1932(昭和7)年3月25日生まれ。勇さんは県北部土木事務所を定年退職後、農業に従事している。ミカン、田芋、パイナップル、畜産などに従事して元気だ。
 光子さんは玉城家に嫁いで、家事をしながら畑仕事もこなし、ニンニクやニラ、ジャガイモなどの野菜作りに頑張ってきた。
 子どもは勇さん、光子さんとも7人いて、孫やひ孫にも恵まれた。
 このうち、勇さんの子ども新里栄さん(45)と仲宗根末子さん(45)、光子さんの孫の玉城千風さんと千鈴さん(15)=中学3年、ひ孫の譜久里琉希ちゃんと琉花ちゃん(2)、勇さんと光子さんのおい・めいの嶺井明さん(45)と渡口めぐみさん(45)が双子だ。全員が本部町内に住んでいる。
 ことしは今後、家族全員で2人のトゥシビーを盛大にお祝いすることを計画しているという。
 勇さんは「畑仕事をしているとき、テレビでのスポーツ観戦をしているときが一番楽しい」と語った。
 光子さんは「花木の手入れをしているとき、ウオーキングしているときが一番楽しい」と笑顔で話した。
(上間宏通信員)