国吉さん119キロでV 本部町新里区で山いもスーブ


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 【本部】1年間育てた山芋の総重量を競う本部町新里区(與那嶺明区長)の正月恒例行事、第22回新里山いもスーブ(勝負)大会(新里山いも研究会主催)が2日、同区コミュニティーセンターであった。畑から掘り出した大きな山芋が次々と運び込まれると驚きの声が上がり、計量結果に注目が集まった。ことしは、総重量約119キロの国吉勝美さん(57)=今帰仁村=が優勝に輝いた。

 本島各地で行われる山芋スーブだが、新里区は北部地域では最も古いという。今大会は農家から漁師まで28人が参加した。5人が100キロを超えて会場を沸かせた。歴代最高は第9回大会の173キロという。
 優勝した国吉さんは初優勝の結果に「特別なことはしてないよ。草むしりを頑張ったぐらいかな」と語った。勝負にかけられた山芋は同センターで販売されるという。
 計量後、同研究会の女性らが、山芋を材料にした料理の試食会を開いた。春巻きやサラダ、菓子など地元産山芋を使った色鮮やかな料理に、多くの人々が舌鼓を打った。山芋入りチーイリチャーを作っていた上間幸子さん(68)は「煮汁を吸った山芋は味が染みておいしいよ」と、笑顔で振る舞っていた。

総重量約119キロで優勝した国吉勝美さん(右から2人目)=2日、本部町新里