県立芸術大学1年の照屋恵悟さん(19)=南城市=が、8日に横浜で行われた「第17回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA」(同組織委員会主催)の大学生部門で金賞に輝いた。同部門には地区予選、全国大会を勝ち抜いた24人が出場した。照屋君は「持てる力を出し切り、達成感があった。大きな自信につながった」と喜びを語った。
大会では、ショパン・エチュード(練習曲)の「木枯らし」、「スケルツォ第4番」を演奏した。「ピアノの旋律とホールの響き具合が相性良く、うまくかみ合った。技術だけの演奏にならないよう心掛け、自分の音楽性を主張できた」と喜びをかみしめた。
芸大では器楽専攻ピアノコースで学ぶ。「練習は毎日5時間ほど。ショパンはもちろん、バッハやベートーベンなどのドイツ音楽も好き。将来は海外で学びたい」と目標を語る。
照屋君は開邦高在学時から数々のコンクールで金賞に輝き、昨年11月の第48回新報音楽コンクール一般部門で1位になった。南風原文化センターで23日に開かれる新春公演会「ショパン」(同センター主催)に出演する。入場は無料。
英文へ→Okinawan student wins first-prize in international piano competition’s university division