【中国時報】25大学、入学ゼロも 志望者数16%減


社会
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 台湾の国立高雄第一科技大学の陳振遠学長は、教育専門誌「評鑑双月刊」の最新号で、大学志望者数が16%減少することし、大学全体の募集定員の大幅削減を行わなければ、最悪25校が入学者ゼロになる事態も予想されるとして、政府に大胆な対応策を求めた。

 ことしは伝統的に出生者数が少ない寅(とら)年生まれが大学に入学する年。5万人の志望者数減となるため、全体の募集定員を減らして延命措置を講じ、特に生存の厳しい私学に大学以外の教育機関への転身を促すなど、大改革を行うというものだ。
 これに対し教育部(省)は、定員割れは私学に顕著で公立には少なく、公立の募集定員減は時期尚早であり、定員減による教員数の削減で失業する教員も大量に出るとして、対応には慎重な態度を見せている。