中国の新華社通信のネット版は2日、四川省の成都市が3年以内に、アジアとヨーロッパをつなぐ中国最大の国際鉄道ハブ(中継拠点)を建設すると明らかにした。中国政府が計画する「シルクロード経済ベルト」と他の地域との連携強化を目指す。
直線距離で海から千キロ離れている成都市は、周りを山に阻まれ、物流や移動に問題を抱えてきた。この国際鉄道のハブの建設は長年の問題の打開策として打ち出されたもの。日本を含むアジア全体とヨーロッパ各国を陸路で結ぶ計画だ。
成都市関係者によると、上海や深〓(しんせん)で生産された製品を成都に集めて箱詰めし、ヨーロッパ各地へ送り出す鉄道による国際物流センターも目指していく。品目は、電子製品や衣料品、精密機器などの輸送を想定している。
※注:〓は土ヘンに「川」