バドミントンの日本代表が11日から糸満市で強化合宿を行っている。2日目の12日は、前日に続いて同市の美々ビーチで砂浜トレーニングが行われた。
合宿には、昨年12月の世界連盟スーパーシリーズファイナルのシングルスでそろって日本人初優勝を飾った桃田賢斗(NTT東日本)や奥原希望(日本ユニシス)らが参加している。今回の合宿は体力の底上げに力点を置き、追い込まれた状況を経験することで精神面の強化も狙う。
この日の午後は長距離走で、選手たちは厳しい表情を浮かべながら砂浜に設けられた周回コースを走り続けた。桃田は両脚がつって一時離脱したものの最終回を意地でこなし、「せっかく沖縄まで来て座って見ているのは嫌だなと思った。合宿ではトップスピードを維持できる持久力を高めたい」と意気込みを語った。
見学に訪れた地元のバドミントンクラブ・糸満ジュニアの新垣瑠香さん、金元柚樹さん、大嶺花奈さんの3人は「走るのが速くて体力もあってすごい」とスマートフォンで写真を撮っていた。合宿は16日まで。リオデジャネイロ五輪の出場権は世界連盟ランキングに基づき5月に決定される。