県内1月の降水量、過去最多 エルニーニョが影響


この記事を書いた人 金城 美智子

 沖縄気象台は29日、1月の沖縄地方の平均降水量が1946年の統計開始以来、最も多くなることが確定したと発表した。28日までの暫定値は平年比2・5倍となった。3カ月予報では、2月も平年より降水量が多くなる見込みだ。

 気象台によると、エルニーニョ現象の影響でフィリピン付近の高気圧が強まり、沖縄地方に南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるという。
 多雨で収穫期のサトウキビ畑がぬかるみ、ハーベスター(収穫機)が使えなくなるなど、農業への影響が出始めている。
【琉球新報電子版】