南西石油、従業員半減で調整 4月から、再就職支援示さず


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 南西石油(西原町、リンコン・シオジロ・イシカワ社長)は、現在約160人いる従業員を4月1日以降は約半分以下にする方向で最終調整に入った。会社側は、従業員の再就職先支援や退職金などの条件の詳細はいまだに示しておらず、承継先が決まらず4月以降の見通しが立たない中で従業員の中には戸惑いが広がっている。

 同社は3月末で全石油製品の販売を終了し、4月以降はタンクの貸出業を始める予定。事業形態の変更により従業員数を縮小する。
 関係者によると、同社は30日までに従業員に退職時の条件の項目を伝えた。(1)就業規則に基づいた退職金の支払い(2)迷惑料の加算(3)健康保険の補助(4)再就職支援-を提示。だが、詳細は3月中に発表するとし、内容は明らかになっていない。
 従業員は「4月以降がどうなるかが分からないので、辞めるに辞められない、身動きができない状態だ」と話している。(阪口彩子)