【渡嘉敷】渡嘉敷島に自生するハマセンダン(ミカン科・ゴジュ属)が今季は観測史上最低の気温の影響か、例年にない色鮮やかな黄金色に近い紅葉となり、島の山々、村道、林道沿いを彩り、人々の目を楽しませている。
めったに紅葉しない「島アカバナー」と呼ばれるハイビスカスも寒波で珍しく花が落ち、葉が赤茶色に変わって散った。ハゼの木も秋の紅葉から再び真っ赤になった。
例年、この時季に満開となるケラマツツジは開花が遅れ、寒緋桜も二分咲き程度。
ファミリー自然体験イベントで林道の自然散策を楽しむ知念勝美さん=渡嘉敷村=は「冬の島の緑の山々に一段と映える紅葉に心が癒やされる」とほほ笑んだ。(米田英明通信員)