「歯舞」読めず釈明 島尻氏「申し訳ない」


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   島尻安伊子氏

 【東京】島尻安伊子沖縄担当相は10日の衆院予算委員会で、9日の記者会見で北方領土の「歯舞群島」を読めず、発言が止まったことについて「関係者に心配をお掛けしたとすれば大変申し訳なく思う。一層の緊張感を持って職務に励んでいきたい」と釈明した。大串博志氏(民主)の質疑に答えた。

 島尻氏は「千島歯舞諸島居住者連盟」が主催する「北方領土ネット検定」を自ら紹介する際に「ちしま、はぼ、何だっけ」と言葉を詰まらせていた。委員会で理由について「千島連盟と略して表現することが多く、一瞬これで合っているのかなと思って確認したかった」と説明した。
 北方担当の職務を問われると島尻氏は「北方問題等に関して国民の世論を喚起することに尽きる」と述べた。だが大串氏は「北方地域に生活していた方に対する援護措置も入っている。これは極めて重要だ。公文書作成に関することもある。驚きを禁じ得ない」と指摘した。