「外来機飛来中止を」 北谷町議会、米軍などに訴え


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井上一徳防衛局長(右)に意見書を手渡す田場健儀北谷町議会議長=17日午後、嘉手納町の沖縄防衛局

 【北谷】米空軍嘉手納基地に外来機が相次いで飛来していることについて、北谷町議会(田場健儀議長)は17日、同基地の第18航空団と嘉手納町の沖縄防衛局を訪れ、抗議決議・意見書を提出した。1月25~27日にF22ラプター戦闘機14機とF16戦闘機12機が飛来したことを受け、今月16日に可決した。

 町によると、対応した第18航空団のアンジェリカ・エパーソン広報局長代理は抗議内容を上官に伝えると述べた上で「飛来は年間計画の一環で日本政府に伝えている」と答えた。一方、防衛局は事前通告は受けていないと説明しており、井上一徳局長は「確認する」と述べた。
 また井上局長は米軍に外来機飛来自体の中止は求めない考えを示した上で「住民生活に最大限配慮するよう求める」と述べた。1月25日の飛来以降、周辺住民から防衛局に苦情が寄せられていることも明かした。
 抗議決議と意見書は外来機の飛来や暫定配備、訓練の中止や基地負担の軽減を求めている。