石垣在住の下里肇さんは時間があると、近日発売されるダイワのガーラモンスターのテスト釣行を重ねている。この1年近くで12.9キロ、29.8キロのガーラ(ロウニンアジ)を釣り上げた。ホームグラウンドのサザンゲート周辺は潮の流れが速く、小潮の時に竿(さお)を出すことが多い。2月14日も小学5年生の次男を連れて、ガーラを狙って竿を出した。
島ダコを餌に70メートルほど投げ込んで待っていると30分ほどでアタリがあり、グーンと竿が大きく引き込まれた。すかさず竿を持ちフッキングを入れると、リールからものすごい勢いでラインが引きずり出された。
沖に向かって50メートルほど走ったところで止まると、今度は右に左に走り回り抵抗を繰り返した。ラインがPE5号なので無理はできない。慎重にやりとりをして、15分ほどで足元まで寄せた。次男に竿を預け、ギャフを掛けて21.5キロのガーラを釣り上げた。
これまで数々の大物を釣り上げてきた下里さん。硬い竿だと釣り人への負担が大きいだけで釣り上げるのに苦労する。強烈な引きを和らげる柔軟性と、ガーラのパワーに負けない強さを併せ持つ竿に仕上がったと自慢げに笑った。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)