沖縄県商工労働部は11日、那覇市松山で、スタートアップ(新興企業)の支援拠点「Startup Lab Lagoon NAHA(スタートアップラボ・ラグーンナハ)」の開所式を開催した。主に起業家の育成や支援、コミュニティーの形成促進などを通してスタートアップを総合的に支援していく。1日から始動している。
国家戦略特区の認定を受けており、県内の施設では初めて「創業ワンストップセンター」の機能を有し、法人設立に必要な各種手続きをまとめて行うことができる。オンライン申請ができるのでそれぞれの窓口を訪問する手間を省くことができる。
ラグーンナハは県のスタートアップ・エコシステム構築支援事業やスタートアップ創業支援事業の対象で、おきなわスタートアップ・エコシステム・コンソーシアムに加盟する、沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)や、うむさんラボなどが運営する予定。
同コンソーシアムの会長を務める玉城デニー知事は「可能性と情熱を持った起業家たちが世界に羽ばたけるよう、助言やビジネスマッチングなどさまざまな支援ができる」と述べた。
(福田修平)