【中国時報】中国人旅客再び減少 台湾総統選後


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 台湾の総統選挙後、1日当たり5、6千人に回復していた中国からの観光客が再び減少に転じている。来台申請の激減で過去最高の来台者数を記録した昨年2月のような混雑は皆無。昨年なら1カ月半待ちの申請が、ほぼ1日で完了する状態だ。

 航空業界では利用者減にともない、3月中旬からは青島、南京などの人気4路線を統廃合。チャーター便のキャンセルも続いている。クルーズ船では4月来航の予定だった福建の8隻がキャンセルを決定。単月で6400人減となる見込みだ。
 ホテル業界では特に台湾中部のホテルが中国人宿泊客15%減と影響が大きい。中国人観光客をターゲットとしていた中上級ホテルには価格を下げて中国人以外の宿泊客確保を図るところもあり、ホテル業界全体にも影響が出始めている。