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沖縄の8月入域観光客72万8600人、前年同月比13.7%増 台風6号の影響で国内客は21カ月ぶり前年下回る


沖縄の8月入域観光客72万8600人、前年同月比13.7%増 台風6号の影響で国内客は21カ月ぶり前年下回る 国際通り(資料写真)
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 県文化観光スポーツ部は25日、8月の入域客が対前年同月比13.7%(8万7800人)増の72万8600人だったと発表した。8月は夏休み旅行需要を見込んだ航空会社による増便などがあったものの、上旬に襲来し、長期間に渡って影響を及ぼした台風6号によって欠航も相次いだ。

 国内客は同1.3%(8500人)減の63万2200人だった。夏休み需要やFIBAバスケットボールワールドカップの開催などがあったが、台風6号による航空路線の約2千便の欠航があったことから、21年11月以降、21カ月ぶりに前年同月を下回った。

 9月は、全国旅行支援の宿泊割引再開による需要喚起のほか、沖縄全島エイサーまつりなどのイベントへの来訪者などによって好調に推移すると見込まれる。

 昨年8月に100人だった外国客は、9万6400人となり、入域客全体の構成比の13.2%を占めた。外国客には、海路の乗務員など6千人を含んでいる。

 8月の入域客は、新型コロナウイルス拡大前の19年同月と比較すると、28.7%(29万2600人)減だった。

(與那覇智早)