公園条例の差別的条項を撤廃 沖縄市議会、全会一致で可決


公園条例の差別的条項を撤廃 沖縄市議会、全会一致で可決 沖縄市役所(資料写真)
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 【沖縄】沖縄市議会(瑞慶山良一郎議長)は26日、9月定例会本会議で市都市公園条例の一部改正案を全会一致で可決し、障害者差別解消法の趣旨にそぐわない差別的な表現を削除した。

 改正前の条例は、公園での集会などで許可を与えない対象に「伝染性の疾患または精神に異常があると認める者」「他人に不快の感情を与えるような奇異または不潔の容相をした者」の表記があったが、ともに削除した。条例は1975年に制定された。市によると、今年5月に県から依頼を受け、全庁で条例などの規定に差別的な表現がないか調査した。これまで、市教育委員会の傍聴規定などが同法に沿うように改正されたという。

 (古川峻)