PFOS、全県調査へ 基地周辺や河川など


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 米空軍嘉手納飛行場周辺の比謝川などで国内で原則使用が禁止されている有機フッ素化合物(PFOS)が検出された問題で、県は4月以降、県内全域の米軍基地や空港の周辺地域、河川、地下水などを調査する。

 1日の県議会2月定例会一般質問で、當間秀史環境部長が新垣清涼氏(県民ネット)に答えた。
 當間部長は「PFOSの環境基準はないが、(体への)残留性が高いことから環境省は『要検討項目』として全国的に調査している。県も早い時期に調査したい」と述べた。
 県企業局の調査でこれまでに、普天間飛行場に隣接する宜野湾市の森川公園や、うるま市の川崎川など、嘉手納基地周辺以外でも高濃度のPFOSが検出されていた。