学生ら施策づくり挑戦 那覇市長に提言へ


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 若者の政治への関心を高めようと、高校生らを対象にしたワークショップ「若者の政治参加がまちを変える」が5日、那覇市高良の那覇JC会館で開かれた。市内の高校生や大学生ら22人が参加し、教育やまちの活性化、子どもの貧困対策の3分野で施策をまとめ、発表し合った。

 18歳選挙権の導入を見据え、那覇青年会議所が12日に県市町村自治会館で開催する「那覇市みらい会議」に向けたプレ事業。
 生徒らは経済や環境、医療福祉といった那覇市の課題の中からグループごとにテーマを選び、問題解決型の施策づくりに挑戦。キャリア教育の導入などによって多様な人材の育成を目指す教育施策、シャッター街で体験型施設を運営する市街地活性化策などをまとめた。12日の「みらい会議」で城間幹子市長に提言する。
 子どもの貧困に関して、自治会や図書館など既存施設を利活用することで、地域での見守りや居場所づくり対策を提示した沖縄尚学高2年の金城百映(もえ)さん(17)は「みんなと議論し、教え合うことでコストを抑えた対策を見つけることができた」と話した。