求人情報誌を発行するラジカル沖縄(那覇市)は2017年春卒業予定の学生を対象にした就職志望ランキングをまとめた。県内流通大手のサンエーが4年連続の首位となった。2位に沖縄銀行、3位に琉球銀行と続き、上位3社の顔ぶれは前年と同じだった。4位は沖縄海邦銀行が前回13位から大幅ランクアップとなり、金融業の人気ぶりが目立った。
ラジカル沖縄が7日に開催した合同企業説明会でアンケートを配布し、512人から回答を得た。
ラジカル沖縄はことしの動向を「新社屋が完成した地銀やテレビCMを流す企業など、露出の大きい企業に人気が集まった。女子学生は華やかさや雰囲気を重視し、ウエディング業界が上位にランクインした」と分析した。
5位の沖縄セルラー電話、6位の琉球光和、7位のJAおきなわ(県農業協同組合)、8位の大同火災海上保険、9位のイオン琉球は前年に続いてのベスト10入り。沖縄ワタベウェディングは昨年の19位から10位に浮上した。
首位のサンエーは男性2位、女性1位と性別問わず人気が高かった。志望理由は「職場に活気があり雰囲気がいい」「若いうちから責任のある仕事を任せてもらえる」などだった。