キングス逆転7連勝 TKbjリーグ第40戦


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 プロバスケットボールTKbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区3位=29勝10敗)は13日、奈良県の大和郡山市総合公園体育館でバンビシャス奈良(同8位=15勝26敗)と今季第40戦を行い、91―81で勝利、7連勝とした。次戦は19日、愛媛県の伊予しおさい体育館で、大分・愛媛ヒートデビルズと対戦する。(観客1302人)

琉球ゴールデンキングス(30勝10敗)
91―81(19―30,33―21,17―16,22―14)
バンビシャス奈良(15勝27敗)

◆選手が最後まで我慢
 森重貴裕監督代行の話 監督がいない特殊な状況だったが、選手が最後まで我慢して諦めずプレーを続けたことが結果につながった。

◆集中し 価値ある1勝
 試合終了まで残り3分、キングスの集中力が増した。ホームの大声援をバックに3点差まで詰め寄った奈良を、喜多川修平のスリーポイントシュートが断ち切り、続いてラベネルがスティールからのダンクシュートで、突き放した。キングスは高い位置からプレスを掛け、奈良のミスを誘い、終盤はシュートを決めさせなかった。喜多川は「みんなで我慢して戦えたことが結果につながった」。
 第1クオーター(Q)はリング下での、奈良の執念が勝った。シュートを外してもこぼれ球を奪い、アタックをかける。キングスはリズムを乱され、19―30と大きく離されたが、第2Qに入ると、山内盛久のスリーポイントなどで徐々にペースをつかむと、スティールで速攻、素早いパスワークで奈良のディフェンスを崩し、逆転に成功した。
 第3Qも奈良の逆襲に一度はリードを許すも、キングスは岸本隆一のフリースローとスリーポイントシュートで、リードを守った。
 キングスの冷静なプレーが10点差の勝利につながった。この日は日本バスケットボール協会の研修に参加するため、伊佐勉監督は不在。岸本は「マイナス面も力に変えることができた。価値ある試合だった」と振り返った。