有料

沖縄SV、後半の1点守る JFL参入後初の連勝 大城、再び勝利導く決勝点【22日の試合】


沖縄SV、後半の1点守る JFL参入後初の連勝 大城、再び勝利導く決勝点【22日の試合】
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは22日、大分県のレゾナックサッカー・ラグビー場でヴェルスパ大分と対戦し、1―0で競り勝って今季5勝目を挙げた。JFL参入後初の連勝となった。通算成績は5勝14敗4分けで勝ち点を19に伸ばした。順位は最下位の15位のまま。

 前半は大分のペースで試合が進み何度も攻め込まれるが、沖縄SVが堅守で耐え抜き、0―0で折り返した。後半も互いに決め手を欠く中、両チームが選手を交代した直後の23分、荒井秀賀がセンターライン付近から縦のロングパスを出すと、前方を走っていた大城佑斗が反応し先制のループシュートを決めた。この1点を沖縄SVが守り切った。

 次戦は29日午後1時から、沖縄市のコザ運動公園陸上競技場で鈴鹿ポイントゲッターズと戦う。

 守備でこらえた沖縄SVが少ない好機を生かし、勝利をつかみ取った。後半23分、MF大城佑斗がセンターライン付近からの長い縦パスを受けると、ワンタッチでループシュートを放った。ボールは若干前に出ていたGKの頭上を越えて、ゴールに吸い込まれた。沖縄SVはその後、失点を許さず5勝目を挙げた。

 試合は序盤から大分が押す展開で進んだ。両サイドのスペースからゴール前に攻め込まれるなど、沖縄SVに何度も危機が訪れた。攻撃面ではなかなかシュートまで持って行けず苦しい展開となった。それでも堅い守りで失点を防ぎ、相手に主導権を握らせなかった。

 お互い攻めあぐねる中で均衡を破ったのは、前の試合でも決勝点を挙げた大城だった。後半の選手交代直後、自陣から荒井秀賀がロングパスを入れると、相手守備を抜き去った大城にボールが通り、貴重な1点を奪取。またしてもチームを勝利に導いた。

 2連勝はJFL昇格後初となる。監督兼選手の髙原直泰は「相手をゼロに抑えて勝つのが自分たちのサッカーだ。残りの試合、この雰囲気で良い準備をしていこう」と手応えを語った。

 (砂川博範)


沖縄SV(19)
1―0(0―0,1―0)
ヴェルスパ大分(29)

ヴィアティン三重(30)
1―1(0―0,1―1)
ブリオベッカ浦安(35)

レイラック滋賀(36)
3―0(2―0,1―0)
鈴鹿ポイントゲッターズ(32)

高知ユナイテッド(32)
1―0(0―0,1―0)
クリアソン新宿(31)