【東京】米軍嘉手納基地への米軍無人偵察機MQ9の配備計画を巡り、木原稔防衛相は24日の閣議後会見で緊急時の同機の武器搭載の可能性を問われ「鹿屋航空基地への一時展開に際して展開される機体は情報収集用の仕様で、武器は搭載できないと米側から説明を受けている」と述べた上で「嘉手納基地への展開に際して機体の仕様が変更されたとは承知していない」と答えた。
MQ9の攻撃機能を巡り、米空軍第18航空団は本紙の取材に対し、緊急事態の際の武器搭載の可能性を否定しなかった。主任務は航空偵察活動だと強調した上で「弾薬搭載可能」などと攻撃機能の保有を認めている。
木原防衛相は「何か仕様の変更がある場合には情報が入手できる。現時点で全くない」と述べた。その上で「仮定の話」としつつ「何か前提条件が変わった場合には、丁寧に説明する」と語った。(明真南斗)