渡嘉敷の海、守り育てる サンゴの日 苗植え付け


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3月5日・サンゴの日にサンゴの植え付け作業に取り組む渡嘉敷ダイビング協会のダイバーら=5日、渡嘉敷村ハナリ島海域(小西憲一さん提供)

 【渡嘉敷】渡嘉敷ダイビング協会(平田春吉理事長)は「渡嘉敷村の海を守ろう!」と、同村などを中心とした水中や陸上の保全活動を継続している。その一環として、サンゴの植え付け活動に取り組む事業「第4回イキイキサンゴ大作戦IN渡嘉敷」を5日の「サンゴの日」に、渡嘉敷村のハナリ島海域で実施した。

 慶良間諸島国立公園指定2周年を迎えたこの日、同協会加盟のダイビングショップのダイバーや観光客ら13人が参加。ホソエダミドリイシサンゴなどの苗155本の植え付けやサンゴの天敵貝の駆除、泥除去作業などを約3時間にわたり実施した。
 毎回、保全活動に参加している地元「begin」代表の小西憲一さん(61)は「苗の植え付け後を見守り、管理することが大事。台風などによる砂の付着や汚染物質などで、生き残る苗は2割程度だ。今後も仲間と力を合わせて保護していきたい」と意欲を示した。
(米田英明通信員)