【沖縄】沖縄大衆食堂の“最高級”看板メニュー・Aランチの人気を競う「第5回コザAランチ選手権」(主催・同実行委員会)が13日、沖縄市コザ運動公園で開催された。出店した市内外の6店舗の中から、リブロースステーキや軟らかい豚軟骨煮込み、チキン空揚げなどの肉料理を一皿に盛り込んだ居酒屋ARIGATO(沖縄市東)の「ソーセー人が彩る ステーキガッツリAランチ」が頂点のAグランプリに輝いた。
Aランチ選手権には市内外から約9千人(主催者発表)が来場して、約5千食(同)が提供された。1位に輝いたARIGATO店長の仲村宗之さん(42)=宜野湾市=は「3回目の挑戦でグランプリを獲得できた。家族みんなで楽しめる、おなかいっぱいになるランチだ。同じメニューを店でも提供したい」と笑顔で話した。
同選手権は、ランチを食べた来場者が投票して人気店の順位を決める。13日の選手権では、各店自慢の料理が赤字覚悟の600円で振る舞われた。家族や友人らが複数店舗のAランチを1食ずつ購入して味見する姿が見られ、昼食時には長蛇の列ができた。
親子4人で昼食を食べた会社員の新川一也さん(38)=沖縄市=は「お店の料理がおいしかったので、家族にも食べさせたかった。みんなで食べると、よりおいしく感じる」と話した。
2位のBグランプリにはパナマ原人の「JapaneseAランチ」、3位のCグランプリはDining香kohの「贅沢(ぜいたく)ジャンボAランチ」が選ばれた。
Aランチは戦後、沖縄市内のレストランで考案され全県に広まった。同選手権は発祥の地で毎年開催されている。