米兵が抗議用ひも切断 東村・高江、市民の車から取り出す


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 【東】米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江集落周辺のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)新設予定のN4地区ゲート前で、建設に反対する住民や支援者らのワゴン車に保管していたプラカードをつなぐひもが、21日夕に切断されていたことが分かった。支援者が米兵がナイフで切断するのを目撃した。

 建設に反対する運動に参加している梅澤安巳さん(52)=東京都、会社員=によると、訓練を終えて送迎車両を待っていたとみられる米兵らのうち1人が21日午後5時半から同午後6時ごろ、ひもを切断した。米兵はワゴン車の後部席扉を開け、ひもでつないだプラカードを取り出し、切断後にバックドアの隙間から再び車内へ戻していたという。プラカードは集会などの際に使うため、車内に保管しており「NO BASE」やオスプレイ配備に反対するメッセージなどが記されていた。