【読谷】読谷村の金城広史跡地利用推進課長は22日の村議会一般質問で、米軍読谷補助飛行場跡地の西側地域で不法投棄物の周辺土壌から、環境基準値の8倍のダイオキシンが検出されたと明らかにした。鉛も基準値以上の値が検出された。金城課長は「米軍によるものかどうかは特定できない」と述べた。上地栄村議(無所属)への答弁。
ダイオキシンは2013年12月、土地開発で県が調査した際、不法投棄物が見つかった周辺の土壌から検出された。投棄物は表土をはがした浅い部分で発見され、タイヤや円筒形の金属などが含まれており、一部に燃えた痕があった。ドラム缶などはなかった。
現在はダイオキシンの拡散防止のため投棄物を埋め戻している。
石嶺伝実村長は「慎重に関係機関と担当者で対応したい」と話した。