恩納、アーサの拠点に 県が産地認定


社会
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県農林水産部の島田勉農林水産部長(前列右端)と恩納村の長浜善巳村長(同右から2人目)ら=23日、県庁

 県農林水産部(島田勉部長)は23日、恩納村をアーサの拠点産地に認定した。アーサの拠点産地認定は北中城村に続いて2件目。県庁を訪れた恩納村の長浜善巳村長に島田部長から認定証が手渡された。

 恩納村は1970年からアーサの試験養殖を始め、県内最多の出荷量を誇る。2013年の県全体のアーサの養殖生産量は104トンで、そのうち恩納村の生産量は54トンと約半分を占めた。島田部長は「恩納村産のブランド力を高めるため、組織力を生かし水産物の安定供給を担ってほしい」と激励した。
 恩納村産の水産物としては海ブドウとモズクに続き3品目の拠点産地となった。長浜村長は「安定的な出荷を強化し、ホテルなどと協力して高付加価値化を進めていく」と意欲を語った。