花のアレンジ初挑戦 目指せ18年アビリンピック


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フラワーアレンジメントに初挑戦する生徒たち=16日、北中城村の県立沖縄ろう学校

 【北中城】全国アビリンピック沖縄大会へ出場する県内選手の育成に向けた出前講座が16日、北中城村屋宜原の沖縄ろう学校で開かれた。高等部の1、2年生7人がフラワーアレンジメントに挑み、花々の集合体で、さらなる美の追求に取り組んだ。

 全国アビリンピックは障がい者が技能を競う大会。県内では2018年11月に技能五輪全国大会と合わせて開催される。
 講座では、3年前の全国大会でフラワーアレンジメントの金賞を獲得した愛知県立名古屋聾学校の高等部1年山口めぐみさんと、当時担当教諭だった愛知県立半田特別支援学校の西尾京子さんが講師を務めた。
 生徒たちは、自らの親指から小指までの幅を計ってメジャー代わりにし、花の寸法を整えた。その後、多彩な花々の組み合わせによる創作に夢中になった。
 金賞受賞者の山口さんはバラやカーネーションなどを手際よく組み合わせた作品を披露し、生徒たちにこつを伝授した。
 初めてフラワーアレンジメントに挑戦した2年生の佐渡山美空海さんは「やっているうちに楽しくなってきた。これから時間を見つけていろんな創作に挑戦してみたい。大会にも出てみたいと思った」と感想を話した。