軽便資料館1万人達成 開館1年2ヵ月で 与那原


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 【与那原】与那原町立軽便与那原駅舎展示資料館が3月24日、来館者1万人を達成した。1万人目となったのは、ピクニックで訪れた浦添市の浦西自治会寿クラブの会員ら26人。2015年1月末に開館し、約1年2カ月での達成となった。同クラブには賞状と記念品、軽便鉄道の切符を模した「特別券」が贈られた。

来館者1万人目となった、浦添市の浦西自治会寿クラブ=3月24日、与那原町の町立軽便与那原駅舎展示資料館

 「小学生のころ、首里観音堂への参拝で与那原駅から軽便に乗車した。駅が当時のままで懐かしい」と、与那原駅の思い出を笑顔で語ったのは島袋登志子さん(87)。下地好子さん(90)は「嘉手納にあった県立農林学校に通う兄に会いに軽便に乗った。汽笛のピューという音をよく覚えている」と懐かしんだ。