「障がい者への理解を」 差別解消法施行で200人が国際通り行進


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
「差別をなくそう」などと声を上げ、行進する障がい者や支援者たち =1日午後1時すぎ、那覇市の国際通り

 「障害者差別解消法」が施行された1日、那覇市の国際通りで「4・1障害者差別解消法の施行を祝うパレードin沖縄」(同実行委員会主催)が行われた。障がいのある人もない人も共生できる社会に向け、同法の意義を広く周知した。約200人(主催者発表)が参加した。

 パレード後に県庁前広場で行われたセレモニーで、高嶺豊実行委員長は「法律ができたからといってすぐに差別はなくならない。何が差別か、われわれがきちんと伝えることが必要だ」と理解と行動を呼び掛けた。
 同法は、障がいを理由とする差別的取り扱いを禁止。社会の障壁を取り除くための「合理的配慮」を公的機関に義務付けている。民間の会社や店舗などの事業者には障がい者が生活しやすいようにする努力義務がある。
 顔にペイントを施し、コスプレをした参加者も。「障がいがあっても、なくてもみんな平等だ」などのボードを掲げ、約1時間国際通りなどを歩いた。