琉球新報社 レスリングのジュニア・クイーンズカップが３日、東京都の駒沢体育館で行われ、５１キロ級で日本文理大２年の與那嶺優里（今帰仁中―東京・安部学院高出）が優勝した。與那嶺は初戦を９―０、準々決勝を１０―０のＴフォール勝ちで制すると、準決勝は８―０で勝利した。決勝はフォール勝ちを決めて栄冠を手にした。
◆守備力存分発揮
與那嶺優里（今帰仁中―東京・安部学院高―日本文理大）が磨き上げた守備力を存分に発揮した。決勝まで１ポイントも奪われない完勝で頂点に立ち、「実感が湧かないけど頑張ってきて良かった」と声を弾ませた。
これまで苦手としていたタックルに対応する練習を積み重ね、大会では「相手の圧力に負けずに戦うことができた」。決勝ではタックルに入ってきた相手をいなして、返し技からマットに押さえ込んでフォール勝ち。「練習で強化してきた成果を出せた」と努力が実った。
本年度最初の大会を優勝で飾り、「いいスタートが切れた」と喜ぶ。これからは追われる立場になるため、「気持ちを引き締めて優勝を目指す」と力を込めた。
