台湾の桃園市はバスの利用促進のため、ことし10月から8キロまで乗車無料のサービスを開始する。対象は市内と隣接する中〓市までの61線と高速バスの98路線。これに昨年6月から実証実験を行っている市内の無料市民バスの92路線を加えると、計251路線となる。
市関係者によると、現在同市の公共交通の利用状況は、鉄道、新幹線、タクシーが合わせて14%。一方で、路線バス利用者は4・7%と大きく低迷している。
市では特にバス通学の促進に注力している。現在路線バスでの通学が難しい市内5大学については、ことし10月末までに業者と協議の上、新たな路線を開設する予定だ。毎月のスクールバス代7千元(約2万5千円)から1万元(約3万5千円)の節約になるため、利用増は見込めるとしている。
※注:〓は土ヘンに「歴」