高齢者3万円給付 那覇、2日で申請1000人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 65歳以上で低所得の高齢者に3万円を給付する「年金生活者等臨時福祉給付金」の申請が3月末から、県内の市町村で相次ぎ始まっている。4日から申請受け付けを開始した那覇市の窓口には4、5の両日で約千人が訪れ、郵送での申請も約800件超あるという。5日、窓口で手続きした男性(69)は「年金生活で暮らしはとても厳しい。給付金は生活の足しにしたい」と話した。

 対象者は、2016年度中に65歳以上になる市町村県民税非課税の高齢者。年金受給の有無は問わない。生活保護受給者や課税されている家族らの所得控除の対象になっている人は含まれない。15年1月1日時点で住民票があった市町村に申請する。
 県によると、県内の対象者は推計で10万人いる。県福祉政策課は「申請方法や期間は各市町村に問い合わせてほしい。受付期間が約3カ月と短いので、受け付けが始まったら早めの申請を」と呼び掛けた。
 那覇市では、専用の受付窓口とコールセンターを設置し対応。申請は7月4日までで、申請すると約2カ月後までに口座に振り込まれる。