沖縄ブランドを発信 ファッションウィーク 東京祭典に地方初


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【宜野湾・恩納】ファッションブランド「レキオ」(宜野湾市、嘉数義成代表)と、ブランド「オキナワメイド」を展開する「イーナストゥディオスオキナワ」(恩納村、吉田ロベルト・クリエーティブディレクター)は3月16日、東京で開催する国内最大級のファッションの祭典「メルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京」に地方発ブランドとして初めて出品した。

 両ブランドは同日、公式ウェブサイト上での映像プログラムで同ウィークに参加。地方のショーを同ウィークで発信するのも初の試みだった。
 3月4日に恩納村のカフーリゾートフチャクコンド・ホテルのプールサイドで行ったショーの様子を収録した。ショーではそれぞれ20コーディネートを披露、約200人の招待客が独創的な秋冬の装いに見入った。
 ウィークは年2回開催され、ファッションショーや展示会、公式HPでの映像発表などで流行を生み出している。パリ、ミラノなどで開催されるものと並び「世界5大ウィーク」と称されている。
 吉田ディレクターがもともと東京のブランドで活動していた縁がきっかけで出品した。
 リゾートファッションを提案する嘉数代表は、気候が似ている台湾や香港など海外展開も視野に入れる。「沖縄発信のきっかけとしては大きな一歩だ。地方ブランドの成功事例をつくっていきたい」と意欲を示した。

「メルセデス・ベンツファッション・ウィーク東京」で映像配信されたショー=3月4日、恩納村
「レキオ」の嘉数義成代表(右)と「イーナストゥディオスオキナワ」の吉田ロベルト・クリエーティブディレクター