町役場に苦情34件 嘉手納、即応訓練終了


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 【嘉手納】米軍が5日から嘉手納飛行場で始めた即応訓練で騒音や悪臭が発生し、住民から嘉手納町役場に「爆発音は何か」という問い合わせや「眠れない」「怖くて遠くへ逃げようと思った」などの苦情が、5~6日にかけて34件寄せられた。米軍は6日、沖縄防衛局に対し同日午後に訓練を終了したと通達した。

 當山宏嘉手納町長は「夜間のサイレン音や爆発音は、住民にとって基地が攻撃され、戦争が始まったのではと大きな不安を与える」と非難し、あらためて住民生活に影響を及ぼす訓練はやめるよう防衛局を通じて米軍に申し立てた。