新1年生わくわく 笑顔に包まれ入学式・始業式


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
黒島小中学校にそれぞれ入学した吉山明咲さん(右)と島仲美好さん=7日、竹富町の黒島

 県内の公立小中学校の多くと、県立高校、特別支援学校で7日、始業式が開かれた。一部の小中学校と大半の高校、特別支援学校では入学式が開かれた。元気な表情で入学式や始業式に臨んだ児童生徒らは、新たな出発に期待を膨らませた。

◆黒島小の吉山さん、お手伝い頑張る
 【黒島=竹富】人口約200人の竹富町黒島で7日、黒島小中学校の入学式が開かれ、それぞれ新入生1人が仲間入りした。小学校では吉山明咲さん(6)が新1年生となり、同校を卒業した島仲美好さん(12)は新たな気持ちで中学校の門をくぐった。
 島唯一の学校で入学式は児童生徒や地域の人たちも出席し、真新しいランドセルを背負い入場した吉山さんと島仲さんを温かい拍手で迎え、入学を祝福した。同小中学校の児童生徒数は小学生9人、中学生4人となった。
 吉山さんは父の直政さんが医師で、4月から黒島診療所に赴任したことに伴い家族で黒島に引っ越してきた。吉山さんは「きれいな海で泳ぎたい。バスケットボールや診療所のお手伝いを頑張りたい」と目を輝かせた。島仲さんは「視野を広げ多くのことを学びたい。『やればできる』との思いで明るく過ごしたい」と決意を語った。
 九つの有人島から成る竹富町。この日は鳩間小中学校や古見小学校、船浮小中学校でも1人の新入生を迎える入学式が開かれた。

新学期が始まり、クラスで元気よく自己紹介する児童ら=7日、浦添市の港川小学校

◆新3学期制開始/浦添市
 浦添市立港川小学校(銘苅健校長)では7日、同校体育館で始業式が開かれた。2016年度から浦添市内の全ての幼稚園、小中学校は、2学期制から「新3学期制」となる。
 始業式のあいさつで銘苅校長は、3学期制になることを説明した上で「『なりたい自分』を見つけて、きょうのワクワクドキドキを続けていくよう頑張っていきましょう」と児童らに呼び掛けた。その後教室では、児童が新しい担任に元気よく自己紹介する姿もあった。
 6年2組の下地佑和さん(11)は「勉強や児童会、友達づくりに頑張りたい。苦手な算数をもっと伸ばしたい」と話した。