久米島町営バス、新デザイン 宮崎駿監督がイラスト


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町営バスの初乗りを楽しんだ中央保育所の園児ら=3月31日、久米島町仲里庁舎
町営バスに描かれた新しいロゴマーク

 【久米島】久米島町営バスに新デザイン「くめバス」が登場し、4月からの運行に合わせ3月31日、町仲里庁舎で交通安全祈願が行われた。

 新デザインのバスに描かれたロゴマークは、銭田森林公園に建設予定の子どもの交流施設「風の帰る森」発起人の堀野富洋氏が、友人でもあるアニメーション映画監督の宮崎駿さんに依頼し、久米島町に寄贈された。
 大海原を旅するウミガメが背に乗せた水がめには、世界の中心に久米島があり、「町民が連携して島の未来を切り開いてほしい」という宮崎監督の思いが込められている。
 大田治雄町長は「宮崎監督には大変感謝している。島内外の方々に久米島の象徴として親しまれるよう願っている」と話した。
 バスのデザイン制作は、堀野さんの監修の下、地元デザイン会社・久米クリエーションの田場勝治さんらが当たった。久米島の碧(あお)い海を表現したボディーカラーに、側面や前後面4カ所にロゴマークがレイアウトされている。定員は59人で、空港から謝名堂までを運行予定。
 この日は、中央保育所の園児らが初乗りを楽しんだ。(盛長容子通信員)