有料

沖縄市のハローワールド、世界大会出場へ テクノロジーで教育支援、日本予選で最優秀賞


沖縄市のハローワールド、世界大会出場へ テクノロジーで教育支援、日本予選で最優秀賞 最優秀賞を受賞したハローワールドの冨田啓輔共同最高経営責任者(中央)(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 沖縄市のスタートアップ(新興企業)HelloWorld(ハローワールド、野中光、冨田啓輔共同最高経営責任者)がこのほど、テクノロジーを用いて教育を支援する仕組みやサービス「EdTech(エドテック)」の世界最大の審査会「Global EdTech Startup Awards(GESA、世界エドテックスタートアップ賞)」の日本予選で最優秀賞を受賞した。県内企業の受賞は初。来年1月にロンドンで開催される本大会に日本代表として出場する。

 ハローワールドは学校向けの英語学習・国際交流のツール「世界の教室をつなぐWorldClassroom(ワールドクラスルーム)」を手掛け、全国80校4万人が使用している。

 審査では、同社が「世界中に一カ国ずつ友達がいることが当たり前の社会をつくる」という理念の下で展開する、オンラインのワールドクラスルームと、対面式の「まちなか留学」の両方で子どもたちに国際交流体験を提供している点などが評価された。

 冨田啓輔共同最高経営責任者は「実績を評価されてうれしい。沖縄から世界一を目指したい」と抱負を述べた。

 エドテックは「Education(教育)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語。全国から16事業者が日本予選に出場した。

 (普天間伊織)