チンシラー 20年ぶり県記録


社会
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 4月3日午前4時30分、釣りクラブF.spiritsの宮城次男さんは前日に残ったマキエを処分しながら石川漁港で釣りを始めた。
 午前5時にウキがゆっくりと消し込まれ、アワセを入れるとずっしりとした重量感が伝わった。

 しかし、あまり走り回ることもなく足元まで寄せることができた。一度海面に浮いた魚は細長く見えたのでガクガクか? と思ったが、よく見ると今まで見たこともないほどの、でっかいチンシラーではないか。
 近くで様子を見ていた釣り人がタモを持って駆け付けてくれたが断った。タモ入れまで自身で行って釣り上げた魚は20年ぶりに県記録更新となる59.7センチ・3.28キロのチンシラーだった。
 2日、静岡県在住の日岡誠さんは大物カンパチを狙って来県した。午前7時に浜川漁港を出船し、慶良間沖で午前9時から大物釣り開始。直後から10~20キロのカンパチが釣れた。
 午前10時に今までより重量感のある大物がヒット。しばらくして海面に浮いたのは53キロの特大カンパチで日岡さんにとって一生の思い出となった。ゆりか(電話)090(7389)9307。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

3月30日、渡名喜沖で179キロのクロカワカジキを釣った新田さん、瀧さん、吉村さん
4月3日、運天港で43.7センチ・1.45キロのマクブを釣った伊智淳矢さん(右)
9日、伊奈武瀬で71.5センチ・6.82キロのマクブを釣った青山隆さん
3日、ナガンヌ島でタマン、ロウニンアジ、ムネアカクチビなどを大漁した(左から)川武秋夫さん、与那覇重徳さん、諸見里清さん
3日、石川漁港で県記録となる59.7センチ・3.28キロのチンシラーを釣った宮城次男さん
6日、今帰仁沖で3.75キロのアオリイカを釣った上岡麻衣さん
8日、那覇一文字で65.5センチ・3.9キロと61センチ・3.15キロなどを釣った知念久司さん
3日、東村海岸で70.5センチ・5.34キロのムネアカクチビをタコを餌に釣った堀井慶輔さん
2日、慶良間沖でムロアジを餌に53キロのカンパチを釣った日原誠さん