ディープな沖縄 民泊で 台湾旅行社がツアー販売


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雄獅旅遊がPRする今帰仁村の民泊体験イメージ(同社提供)

 「あなたの知らない沖縄を体験してみませんか」。台湾大手旅行会社「雄獅(しょんすう)旅遊」(台北市)はこのほど、今帰仁村の民泊体験ツアーを初めて発売した。3泊4日の旅行日程のうち村内の民家に2泊し、島豆腐や黒糖作り体験なども組み込む。台湾で県内の民泊を販売するのは初めてという。

 これまで台湾からの団体旅行はホテルに宿泊し、主要観光施設をめぐることが定番だった。リピーター客の増加や新規市場の開拓を図ろうと、同社は県内民泊体験を商品化した。宿泊先の家主と一緒に農業体験するほか、夕食の準備や星空観賞なども用意される。
 台湾人客と家主の言葉の問題を解決するため、同社のウェブサイトには簡単な日本語単語帳も記載する。宿泊先が用意した食べ物を完食することや、トイレの使い方などの注意喚起もしている。価格は2万6800元(9万円相当)から。