豊見城、新庁舎7月にも着工 45億円、18年3月完成へ


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 【豊見城】豊見城市の豊見城中学校隣接地に建設される市役所新庁舎について、早ければ7月にも土地造成工事に着手し、秋ごろには本体建設工事に入る計画が進んでいる。総事業費は約45億円で、2018年3月完成予定。地下1階地上5階建て、260台以上の駐車スペースを備えた延べ床面積約1万2千平方メートルの新庁舎が約2年後にお目見えする。

 新庁舎の建設位置については、豊見城市庁舎建設審議会が14年10月に豊見城中学校隣接地と豊見城ゴルフ練習場北側地区、宜保土地区画整理事業北側地区の3候補地を選定し、市に答申していた。
 市は同年12月、交通アクセスや災害時の防災拠点としての役割、事業コストの低減化、中心市街地の活性化など優位性を判断し、豊見城中学校隣接地への建設を決定した。
 新庁舎は市の防災拠点として位置付け、免震構造を採用する。鉄筋コンクリートと鉄筋鉄骨コンクリートを用いる。高齢者や障がい者も利用しやすいユニバーサルデザインを導入し、バリアフリーにも配慮する。
 環境に優しい省エネルギー庁舎も検討されている。