英シンクタンク「Z/Yen」がこのほど発表した「世界金融センター指数」によると、香港が前回の世界第3位から4位に陥落。代わってシンガポールが3位にランクインし、アジアの金融センターのトップに位置付けられた。
指数は2500人の専門家の意見を基に決められるもので、千点満点。1位のロンドン、2位のニューヨークに続き3位にランクインしたシンガポールは755点。4位に陥落したものの、香港は753点と3位に肉薄している。
香港の専門家によると、香港のランクダウンは中国の経済成長の減速により、中国から香港への旅行客数や消費が落ち込んだのが主な原因だという。
シンガポールは貿易相手国などが分散しているため、リスク回避ができたものと分析している。