「ナゴランの名所に」 名護城公園、12人が着生体験


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ナゴランを着生させる参加者たち=9日、名護城公園

 【名護】なんぐすく公園をナゴランの名所にしようと9日午後、名護城公園でナゴランの着生体験が行われた。

 名護城公園(宇根良政所長)が主催し、一般公募した。今年で5回目。講師に沖縄蘭協会の仲本善宜理事を招き、ナゴランの育て方の事前講習を受けた後、参加者12人が野外でナゴランの株を樹木に付けていった。苗は育成して3年目で、仲本理事が提供した。
 仲本理事は講習でナゴランの名付け親は除葆光であることや、半日陰を好み夏場はネットが必要で、生育期は10月から5月の間であることなどを説明。かん水方法、肥料の与え方、病害虫防除などについて細かく指導した。
 近くの樹木に各自2株ずつ着生した。宜野湾市から来た友利初枝さんは「孫の脩斗が参加したいというから一緒に来た。中学1年になった記念になる。花が咲くころまた来たい」と話していた。
 武田多美子さん(名護市)は「知らないことがいろいろ聞けてよく分かった。とても勉強になった」と喜んでいた。
 宇根所長は「着生した苗には各自の名前をラベルに付けて、再来園を促し愛着のある公園にしたい」と話していた。
(幸地光男通信員)