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キングス、要所でシュート決まらず連敗 群馬に71―80【23日の試合】


キングス、要所でシュート決まらず連敗 群馬に71―80【23日の試合】 群馬―キングス 第4クオーター、ゴール下で強さをみせるキングスのジャック・クーリー=23日、群馬県のオープンハウスアリーナ太田(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位)は23日、群馬県のオープンハウスアリーナ太田で群馬クレインサンダーズ(東地区6位)と対戦し、71―80で敗れ、2連敗となった。通算成績は17勝6敗で西地区首位は変わらず。

 前半は3点弾が今村佳太の1本のみと苦しんだキングス。その中でもジャック・クーリーがゴール下で得点を重ね、41―39で折り返した。後半に入っても互いに得点を取り合う展開が続くが、第4クオーター序盤に8点のランを許した。シュート確率が下がってしまい、得点が伸びず逃げられた。

 群馬の並里成(コザ中―福岡第一高出)は12得点、母親が沖縄出身で昨季までキングス所属していたコー・フリッピンは19得点と活躍した。

 キングスの次戦は24日午後3時5分から、群馬県のオープンハウスアリーナ太田で群馬クレインサンダーズと対戦する。

群馬 11勝12敗
 80―71(18―20,21―21,21―16,20―14)
キングス 17勝6敗


 得点を取っては取り返す展開が続いた群馬との試合。キングスは要所でシュートを決めきれずに敗れ、今季初の連敗となった。

 20日の長崎戦を体調不良で出場しなかったジャック・クーリーが復帰。リング下で体を張り続け、前半だけで14得点8リバウンドと存在感を見せた。後半に入ると群馬がクーリーにダブルチームを仕掛ける。リング下から遠ざけ、リバウンドを飛ばさないようにした。さらに第4クオーターにクーリーがファウルアウトとなると、群馬に制空権を握られてしまった。クーリーを抑えられたことで、最終的にはトータルリバウンドで10本以上も差をつけられた。

 攻撃では相手をうまく崩し、フリーの状況にするもシュートが決まらない。第4Q終盤に今村佳太のノーマークの3点弾、岸本隆一のシュートもリングに嫌われた。この試合のフィールドゴール成功率は40%に届かず、3点弾の成功確率はこれまでの1試合平均より10ポイント以上低い20%と苦しんだ。アレン・ダーラムや渡邉飛勇、カール・タマヨのインサイドの選手を欠く状況が続く。桶谷大HCは「厳しい状況の中でも選手たちは頑張ってくれている。接戦に持ち込んでどう勝ちきるか、準備をしていく」と24日の試合へ前を向く。

 (屋嘉部長将)


勝てる好機あった

 桶谷大HC(キングス)の話 勝てるチャンスもあった試合だったが、シュートを決めたい時に決めきることができなかった。良いシュートを打てている場面もあったので良い部分は継続していきたい。厳しい状況の中でも選手たちは頑張ってくれている。接戦に持ち込んでどう勝ちきるか、明日(24日)に向けて準備をしていく。